阿呆発見
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それはある晩のこと、突然僕の身に降りかかった、
何とも言えず複雑で、ある意味、愉快痛快な出来事について…。

ようやく仕事を終えた夜の11時過ぎ、会社から最寄りの駅に辿りついたときのこと。
突然けたたましく鳴り出す携帯電話。
帰りが遅いので掛けてきたのだなと思いながら電話を見ると、それは案の定ヨメからの電話。

もう眠いから先に寝るとのこと。
それはそれでよかったんだけど、今日は晩御飯がないと言う。
どうしてかと訊いてみたら、
今度のハローウィンのパーティーで着る仮装用の衣装を作っていて、
気がついたらこの時間だったと言う。(・。・;)

ヨメと彼女の友達グループは、毎年地元の英会話スクールのハローウィンパーティーに参加していて、
そのグループで年ごとにテーマを決めて仮想を楽しんでいる。
今年はスターウォーズシリーズの主要キャラを揃えるつもりらしく、
ヨメの担当はあの毛むくじゃらの犬のキャラクター「チュー●ッカ」。


「え?、夕方に帰ってきて、それからずっと作ってたの?」

 「うん、もう眠いから寝る。」

「晩御飯は? 食べたの?」

  「いや、眠いから寝る。」

「なんか買って帰ろうか?」

    「いや、眠いから寝る。」

「ずっとやってたって、お腹空かへんかったん?」

      「空かへんかった。もう寝る」

(! ̄д ̄)えぇぇぇ 。
スゴイ集中力です。
旦那も自分の晩飯もまったく眼中なし。
己の限界までものつくりに熱中するヨメに思わず、

…この人ほんまもんの阿呆や。

と思ってしまいました(笑)。
(注:このブログでは「阿呆」は最上級の褒め言葉ですよ。)


えらいヨメもろうてしもたなあ、
とどこかで思いながら、そんなヨメを心底素敵だと思いました。


ということでその晩は深夜の「なか卯」に行き、一人牛丼と味噌汁を注文して食べました。

傍から見れば、仕事帰りの深夜十二時過ぎに一人で「なか卯」の牛丼を食べる妻帯者なんて憐れなものに映るかもしれませんが、
僕はこのときなんだか幸せな気分だったのです。
自分の一番近くにいる人が、自分と同類であるという事実が僕にはなんだか嬉しいのです。
一人ではないと、どこかで強く思えたから。


深夜家に帰って、そろーりと居間をのぞくと、フェルトと紙で作った茶色い人型の毛皮(まだ上半身分しかなかったけど)が、床に横たわっていました…。
そして散乱する裁縫の道具類がキラリと光る…。
ある意味そこは猟奇的な場所ですらありました。

そんな場所が、現在のちいたけ家。

阿呆の住処です。
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by chii-take | 2007-09-08 03:20 | Comments(12)
Commented by ギタロー at 2007-09-08 12:40 x
可愛いお嫁さんだねえ。
僕も そんな嫁さんだと 幸せ感じるだろうなあ。
阿呆っていうと 悪い印象もあるから
僕の脳内では…
「阿呆の住処です。」を
「可愛い嫁の住処です。」に置き換えて
読んどきました。微笑
Commented by ☆lisalisa☆ at 2007-09-08 19:56 x
幸せな気持ちで遅い晩御飯を食べる、その状態共感できます。
洋裁が出来るのは、いいねぇ~。
高校の頃、家庭科の授業で作ったスカートをしばらく穿いていたけど、また何か作りたいな。
でも自力で作る自信はないので、どこかにミシン教室みたいなのがないかと検討中。っていっても当分はテニスで忙しいからそれどころじゃないんだけど。
Commented by たきろん at 2007-09-09 01:23 x
いいですね~

私は空腹だと赤ランプがついてしまい、全く動くなくなるので
まずはごはん、といったことになるので「ちいた家」さんのようには
ならないのですが(笑)

実はわたしたち身近な人間の間で、
「1122(イイフーフ)の会」をひっそりつくっています。
そしてこっそりとイベントもしています。詳細が
気になりましたらこっそりメールください(笑)

おたがいを認め合い尊敬しあう夫婦が21世紀の夫婦像だと思います。
Commented by souu at 2007-09-09 09:44 x
前回のコメントのお返事有難う!「無」ですよね。
これが21世紀の夫婦像なのですね。これからはこうでなければ・・・主人に聞かせたいデス。
ギタローさんにも 早くこんなご家庭を!と思ってしまうお節介婆さんです。
Commented by あきまさ at 2007-09-09 11:39 x
学生の頃を思い出すなぁ〜
いつも周りを見回すとだいたい何人かいるんだよ
お互い口には出さないけど、妙な親近感を覚える人が。
「おぬし、なかなかやるな・・・」って
いったい何を競ってんだか
まんま子供だ(笑)

今でもそういう人を見つけると無性に嬉しくなる。
Commented by ちいたけ at 2007-09-10 00:13 x
>ギタローさん
汚い言葉を使ってしまってすいません。
でもね。可愛いとはちょっと違うんですよ。
苦笑いしながら、「お前阿呆やなあ」という、そんな感じです。

でね、阿呆になるためには、周りにいる人も、
「阿呆を許せる人」であったり、
「阿呆な人」そのものでないとダメなんですよ。
でないと安心して阿呆になれない。
ヨメが阿呆になれる夫であることが判って、
僕はそれが嬉しかったんです。
だから僕も含めて「阿呆の住処」なんです。
Commented by ちいたけ at 2007-09-10 00:17 x
>☆lisalisa☆さん
>洋裁が出来るのは、いいねぇ~。
というより図画工作に近いありさまです(笑)。
うちのヨメは、そちらがご夫婦でスポーツを楽しんでいる状況を羨んでいますよ。
また近いうちに両家でどこかで遊べるといいんですけどね。
Commented by ちいたけ at 2007-09-10 00:26 x
>たきろんさん
>まずはごはん、といったことになるので「ちいた家」さんのようには
ならない…
でしょう!。それはそうです。その方がいい。健康的です。
はっきり言って度が過ぎると身体壊します。阿呆でも健康は第一に考えないといけないですよね。

「1122(イイフーフ)の会」。気になりますね。
>おたがいを認め合い尊敬しあう夫婦…
うちはお互いのボケ(のような行動)を日々突っ込み合いながら暮らしているような夫婦ですが、そういうのって該当しますか?
Commented by ちいたけ at 2007-09-10 00:41 x
>souu様
>これからはこうでなければ…
最近女性が強くなって男が弱くなったという話をよく聴きます。
僕の見解では少し表現が違います。
女性は前より少し素直になった人が多くて、男性は前より少し見栄をはらなくなったんです。本質的にはいつの時代も男は女の下です。
すべての男の生みの親は(そして多くの場合育ての親も)女ですから。

ギタローさんも優しい人ですから、あともうほんの少し謙虚になればそんな日も近いのだと思っています。
欲しい欲しいと過剰にアピールしてるうちは難しいかもしれないですけどね(笑)。
>ギタローさん
聞こえてたらすいません <(_ _)>
Commented by ちいたけ at 2007-09-10 00:53 x
>あきまさ
学生の頃というのは嘘だろう!
君の周りは今でもそういう阿呆で溢れているはずだ!
いつ電話しても「仕事中」、じゃねーか。
「おぬし、なかなかやるな・・・」なんて言ってる場合か?
“寝食を忘れる”というのは君のような阿呆のためにある言葉だ。
食え! そして、寝ろ!
ええい、この阿呆め!

繰り返します。
(注:このブログでは「阿呆」は…)

無性に嬉しくなるのは僕も同じだけど…、
ただし限度は忘れるなよ(笑)。
Commented by あきまさ at 2007-09-10 21:54 x
僕はワーカホリックなだけだよ、たぶんね。阿呆じゃなくただの馬鹿だ。
Commented by ちいたけ at 2007-09-10 22:38 x
鹿のことを馬と言うヤツと、馬と言われて納得するヤツを馬鹿と言う。

君の阿呆はそれが「仕事」になる前から始まってるから、
ワーカホリックというのはあてはまらない。
阿呆はどこまでいってもただの阿呆さ。

…なんだかこのブログ風紀が乱れてきたな…(-"-;)
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