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夏の終わりに
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昼間はまだまだ暑いけど、
そろそろ夕方から夜にかけての風の匂いに、秋の気配を感じる季節になりました。
夏が終わろうとしていますね。
いかがお過ごしでしょうか?

お盆の間、僕はずっと奈良にいたけど、
実家に帰っていたヨメがお義母さんのリクエストを受けて僕の写真を見せていたらしいのです。
お義母さんには、いくつかの植物の写真を選んでいただいて、お褒めの言葉を頂いたとか…。
もちろんそのことはとても嬉しかったのだけれど、
僕を驚かせたのは次の一言で、

「やっぱり撮りはじめた頃と写真の感じが変わってきてるね」

もちろん撮りはじめた頃とは機材が一式変わりました。
でも狙っているものや求めてる雰囲気は何も変わっていないのにどうして?

意外だったのは、上手くなってきてるとか技術面のことではなく、
感じの変化を指摘されたのが不思議でした。

僕は変わってきているのだろうか?

思い立って、撮り溜めていた写真を改めてまとめてみました。
こちらに、ここ最近の日常の写真。
こちらには、夏の終わりにいい機会だと思って、今年の奈良の夏のイベントで撮ったものを集めてみました。

上は今年のなら燈花会。東大寺会場。
下は去年の東大寺会場。


う〜ん。時間帯は違うな…。f(^^;)
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by chii-take | 2007-08-26 23:45 | Comments(2)
もっと強く…
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「人の己れを知らざることを患えず、人を知らざることを患う…」
(人が自分を誤解していることを考えず、自分がまだ人を理解していないことを気にかけることだ…)

「人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか…」
(人の為にやったことでも、真心からできていなかったのではないか?。友達と話していても話に誠意がなかったのではないか?…)

常に人を思いやり、やさしく生きる術を教えてくれる孔子の厳格な戒めの言葉です。
とても実行することの難しい言葉ですが、このことを思わない日はありません。

そんなことを弟子にさらりと要求する孔子でさえ、
人の言葉を誤解なく素直に聞けるようになったのは60歳になってからだし、
心の趣くまま自然にふるまっても、それで間違いをおかさないようになるまでには、さらに10年の歳月を必要としたといいます。


先生、僕はそんなに待てない。(ρ_;)


平易に考えれば【忠】とは「まごころ」という意味ですが、
中国最古の漢字字典『説文解字』によれば、【忠】とは「つつしむなり」とあるそうです。
また白川先生によると「中」は軍隊の真ん中に立てた旗の形であるから、
【忠】とは心を支配するという意味を含んでいるといいます。


「まごころ」というのは、戦場に赴くような強い意志を持ったとき、はじめて表現されるもの。
優しいということは弱いことではない。
素直になるということは自由ということではない。
枷をなくして人は幸せにはなれない…のなら、
枷をもって生きる強さが欲しい。
自ら枷を科せる強さが欲しい。


…僕はもっと強くなりたい。
…ならないといけない。
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by chii-take | 2007-08-26 04:48 | Comments(6)
国民総スローライフ
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僕と同じ未来を見る人がいる。

あくまで未来のことだから、予測の範囲のことだけど、

僕のいつもの突拍子もない予言を共有する人がいる。

素直に驚いた。

話し続けたから同じ未来を見ているのか?
聞き続けたから同じ未来を見ているのか?

どちらかわからない。

毎日同じ店に通い、いつもの机、対角線上に陣取り、
やっすいラーメンを食べ続けると同じ病気にかかるものなのか?

炎天下の街を歩きながら、
国民総スローライフの時代を語る三十路のオッサン約2名。
なんだか楽しい。
この人も僕と同じ奈良県民。


…過剰生産で都市はもうすぐ溢れようとしている。
はじめるなら今。


「今はじめたら時代の最先端ですよ。グフフ(満笑)」


どこまで本気か冗談か…。
あの満面の笑顔からは決してわからない。

共感できるってすばらしい。
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by chii-take | 2007-08-22 02:49 | Comments(2)
響き合うこと
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出会い。
それ自体が間違いだった。
そういうことってあるんでしょうか?

アイツと僕は出会ってはいけなかった…。
ちょっとの距離ではなく、永遠に離れていた方がお互いのためによい…。


そんな人同士っているんでしょうか?


水と油?
犬と猿?
プルトニウムと中性子?

例えそんな関係でも、
サラダにドレッシングはやっぱり必要だし、
鬼退治には欠かせない二匹だし、
核融合は街の灯りを生む。


だから僕は絶対的に出会いに間違いはないと思う。
うまくいかないのだとしたら、
それは相手の声がうまく聞こえなかったり、
自分が黙ってしまっているから…。



【響】という字は
向かい合って座る二人の間で共鳴する音を表した文字。

ある種の不協和音は、
ジャズの世界では最も美しく刺激的な響きだったりします。
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by chii-take | 2007-08-21 03:18 | Comments(2)
それではまた来年
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白川先生の本の中で【郷】という文字のなりたちを知ったとき、
僕は心からうれしく思ったのを覚えています。
亡くなった先祖の霊と今生きている家族が、一つのテーブルを囲んで、
共に酒を飲み、同じ料理を口にする場面を描いた文字が【郷】なのだそうです。
それはそのまんまお盆の風景なんですよね。

いきなりですが、僕にはかつて姉が在りました。
僕が3才のときに亡くなったので記憶はありません。
物心ついたときにはもう居なくなった人でした。
母は信仰の厚い人でしたから、
「姉はもう生まれ変わった」とかなんとか言うものだから、
僕は小学生の頃、本気で姉の生まれ変わりを探したこともあります。
ただ、ただただ、姉に逢いたかったのです。

たまたま姉と同じ名前の人を見つけては、
あの人がたぶんそうだと母に言うと、
たとえそうであっても誰にも本当か判らないことだし、
本人はそう思われることを嫌がるから言ってはいけません。
ときつく叱られました。
僕はそんなのインチキだ、と思いました。
どうせ逢えないのは始めから判ってる。子供でも判ってる。
それでも生まれ変わったことにして希望があるように言うのは誤摩化し以外の何ものでもないし、そんなのをやさしさなんて思わない。弱いだけ。

白川先生の研究や、儒教の古来の考え方を知ったとき、僕は本当にうれしかった。
亡くなった人は蘇ったりしない。
でも残された人の感性しだいで、心しだいで、
いつでも亡くなった人を、“寄りしろ”の中に感じることができる。
そういう精神に、ごく自然に生きることのたくましさ、力強さを見ました。
想像力という名の本当のやさしさです。
論語の中で語られた「在(いま)すがごとく、在(いま)すがごとく」。
そう思うだけでよかったのに、今の人はいろいろ考え過ぎて、
あちこちいろいろな考え方であべこべになって、なんだか右往左往してる。
本当のお盆は、ほんとにシンプルで、やさしい習わし。

迎えに行って。連れ帰って。
「ああお久しぶりです。最近どうですか?」
約束の時間がきたらまた送っていって。「じゃまたね」。
それだけが、たったそれだけのことが、こんなにもうれしい。


d0105218_4354938.jpgこのお盆、僕は実家から数枚の写真を持ち帰りました。
姉を連れ帰るには“寄りしろ”が必要だと思ったからです。

部屋の角で両親の奇異な視線をかいくぐりながら写真選び。
中には見た事もない写真もあったりして…。
その中の一番のお気に入りが左。

まだ幼児の僕を抱きしめている姉。
親父は写真が超下手クソだったらしいので、
きっとこのピンぼけ写真も親父の写真だな。

…僕はどうしてこの温もりを覚えていないのだろう?

でもこの写真を見ると、なんだか温かい気持ちになれるので、
きっとこれが姉の温もりなんでしょう。





長くなりました。
そろそろ時間のようです。
ここまで僕の超私的な長い日記を読んでくれた方、ありがとうございます。
死んだ人の話なんて縁起でもないものを読ませてすいませんでした。
でも、ま、お盆ですので…、ありふれた風景ということでご容赦下さい。

「それでは姉さん。また来年。…どうか健やかに」



上の写真は高校時代の思い出の場所、明日香の甘樫丘から撮ったものです。
手前に見えるのが畝傍山。
その向こうに見えるこんもり二つの頂きを持つ山が二上山で、その麓が、
僕の生まれ故郷、当麻(今の葛城市)です。
姉の眠る街です。
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by chii-take | 2007-08-16 04:38 | Comments(12)
それは自分のためでも相手のためでもなく…
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知らないでいるということは、なんだか切ないことだけど、
知らせないということには、思いやりも含まれているかもしれない。


そう思っていました。

でも、「そんなの嘘だ」と思う今日このごろ。

話すと辛い思いや嫌な思いをさせるから、話さない…
んじゃなく、
きっと、話すと自分が辛い思いをするから、話さないのです。

ときおり、何かの拍子に話してしまうことがあるけど、
そんなとき、むかしは、「ああ、話さなければよかった」と思うことが多くて、
そうやって黙りはじめたんだけど、

最近は、「話してよかった(んじゃないだろうか)」と思うことが多くなった。
逆に人の話を聞いて「聞けてよかった」と思うことも多くなった。

「話さなきゃいけない」とは思わないけど、
聞きたいと思っていることがあるなら、
まず自分が話さないと、話してはもらえない。
話してもいいと思ってもらえない。


話すことは、聞きたいと思っている事とは、ぜんぜん関係のない事柄かもしれない。
あるいは自分が聞きたいと思っている事柄さえはっきりしない状況で、何を話していいのかわからないのかもしれない。

それでもまず、自分が「話したい」と思うことから話しはじめれば、
いつしか聞きたかった話が聞こえてくる状況になると思う。
そういう意味で、僕もまだまだ話し足りていないのだと思う。

こんなにもたくさん、
たくさん、たくさん、聞きたいことがあるのだから。
だから、
たくさん、たくさん、話したいことがあるのです。

それは自分のためでも相手のためでもなく…。
思いやりより、いっそエゴと見紛うほどのやさしい気持ちなのだと、
今は思うのです。

相反する物事はいつだって紙一重。
大事なことは、心がそのどちら側にあるか。


写真は燈花会の始まる寸前の鷺池。浮見堂会場。
上のようなことを考えながら会場を歩いていて遭遇した一コマ。
なんだかちょっと、いや、その…。
みなさんにも見てもらいたいと思える風景でした。
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by chii-take | 2007-08-15 05:03 | Comments(11)
若草山から燈花会
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もちろん今年もちいたけは燈花会に行ってます。
家が近いもので、行ってますというより通ってるという勢いに近いかも…。
すでに今年2回目です。
去年も散々写真を掲載したので、今年は少し趣向をこらして若草山に登ってみました。


日が沈んでいき、周囲がだんだん暗くなって、
7時を迎える頃、遠く眼下の方で
「それでは、点火お願いしまーす」
というスタッフの方々の声をかすかに聞き、
次々と灯っていく燈火を見ながら
僕はあることに気がつきました。



もちろん燈花会の灯りは美しいけど、

ここから見れば、奈良の街そのものが灯す光の方がキレイじゃないか…。
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いや、それよりも、その灯りを包み込むこの空が一番キレイだ。
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でも、そうじゃない。そういうことじゃない。

この空の美しさは、この街の光を包み込んでいるし、
この街の光は、燈火会の灯りをも内包している。

遠くからみると、灯りの前を通る人の影がちらついて、灯りが瞬いて見える。
遠く街の灯りも瞬いている。その瞬きにも、なんだかやっぱり人の気配を感じる

この空が内包する美しさを辿っていけば、きっと、それぞれの「人」に行き着くはず。
たぶん今若草山の上でカメラを構えているこの僕でさえも、そこには含まれていて、
それはきっと、鹿も、猫も、ここの草さえも、何一つあますところなく一つなんだと。

それってやっぱり宇宙ってこと?
おお!、壮大だ。

少し話が大きくなってしまいました。


でもね、
一時間も座っていたものだから、気がついたらカメラバックに毛虫がよじ上っていたんです。
それぐらいのことで驚いて飛び上がってしまい、あやうく夜の若草山を転げ落ちそうになる僕は、
まだまだ世界と一つにはなれないらしいのです。
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by chii-take | 2007-08-12 10:04 | Comments(6)
アオレンジャイ?
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レンジャイってなんじゃい?

というわけでめずらしくバトンです。
マイミクのタカシさんからいただきました。
なんでも僕は「アオレンジャイ」なんですと。
光栄です。

1.身長は?
182cm
NBA基準では極めて小さい方です。

2.髪型は?好きな髪型は?
年始からのばしてた髪に最近パーマをかけました。
(誰もいじってくれませんが…)
今年のテーマは「ワイルド&セクシー」。
もう30ですからね。大人の魅力をなんとか…。どっかから…。どっかから…。

好きな髪型は…というより憧れの髪型はアフロです。

3.目について語って下さい。
無駄に大きいです。二重です。というか2.5重くらいあります。
そして常に充血してます。見開くと別の意味で怖いです。

4.顔についてどう思う?
高校生時代に描いてもらった肖像画はまるでグレイでした。
ロックバンドのGLAYじゃなくて、宇宙人のグレイね。
そういう顔です。顔色もグレイです。

5.誰に似てる?
電車に乗ってると向い側に座った女子高生3人組がひそひそ声で、
「田中?、田中?」「ココリ…」「マジ似てない?」
そういうのが聞こえてきました。
自分でも似てると思います。

6.好きなものをたくさん
猫。楽器。緑。本。そして猫。

7.嫌いなものをたくさん
争い。計算。打算。駆引き。

8.涙を流す事は?
基本的に泣き虫です。
泣くことが多過ぎてよくわかりません。うれしくても泣く男です。
うれしくて泣きはじめたのに、悲しくなってきたり、
悲しくて泣きはじめたのに、うれしくなってきたり、
そうこうしてるうちになんで泣いてたのか判らなくなることもあったり。

そうそう、赤ちゃんは眠くなると泣くそうですね。
じゃ寝ろよ!とか思うんですが、涙というのはそういうもんですよね。
理屈じゃない。

9.心に響いた話は?
これも多すぎる。
強いてひとつあげるなら、
マザー・テレサによって「死を待つ人の家」が作られるまでのいきさつ。
最近読んだ本にありました。

11.自分はどんな人だと思われていると思う?
会社で一緒に働いている派遣さんに僕はどんな人間?と訊いてみたら、
「七節」と答えました。昆虫の七節です。
それを聞いたヨメが「的確!」と評価しました。
なんかよくわからない所で共感してましたね。
ということで、僕はどうやら七節のような人間らしいです。

12.このバトンを受け取る7レンジャイ

だからレンジャイってなんじゃい?(笑)

似たようなバトンを知り合いにふりまくったことがあるので、今回指名は自粛します。
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by chii-take | 2007-08-11 18:14 | Comments(4)
数限りなく精一杯の想いで…
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一つ物事を学んでいく毎に、
一つ知らない物事を失っていく。


その大きな喜びと共に、少し寂しさが伴うのを知ったのはつい最近のこと。

石を置く毎にいつか碁盤の目は見えなくなり、空欄はやがて消失する。
パチンと音をたてて、はい試合終了。
黒と白、どっちが多い?

そんなことより、失った可能性の数だけ精一杯でいたい。
ここに立たなかった可能性の中の自分に対して、
数限りなく精一杯でいたい…。
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by chii-take | 2007-08-09 01:44 | Comments(4)
太陽の時計
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人の時計に合わせていると自分の時間を見失い、
自分のペースを無理に守ろうとすると、周りの人の歩みが分からなくなる。


自分のペースを保ちながら、人の時計を理解することのなんと難しいことか…。
自分の成長を刻々と刻みながら、人の努力の針が示す値に気づくことのなんと難しいことか…。

いくつもの秒針と、何種類もの目盛りが刻まれた、太陽のような時計があるのなら、
それを読み解く目を、どうか与えて。
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by chii-take | 2007-08-08 00:48 | Comments(3)