<   2010年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧
風と朋と海と娘たち
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Carl Zeiss Planar T※50mm F1.4 / SONY α100


自分より何割か大きな器を持った人と話をすると、
自分がいくらかマシな人間であったような気がするのはやはり気のせいなのでしょう。

不思議だったのは、
この週末に会っていた二人の大学の同期が、
10年の昔に僕と親しくしてくれたことです。

今も昔も、僕ほどつまらない人間はいないのに、
今も昔も、変わらない話を僕にしてくれた。

確かなことは、
10年前、この二人に出会わなければ、
僕は、今の何割も、小さな小さな人間になっていたということです。

ありがとう。
そして、これからもよろしく。

また10年の後、彼らに会ったとき、うちの娘が僕を小馬鹿にしないよう。
彼らの子供たちが、うちの娘を羨むよう。
僕はもう何割か増しで頑張らなければならない。
そう思ったのです。

がんばります。
また会いましょう。
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Carl Zeiss Planar T※50mm F1.4 / SONY α100




【朋】
貝を二つ並べた形。
左右に対となる形から、かつて“机”を並べて学んだ者同士を【朋】というのだそうです。
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Carl Zeiss Vario-SonnarT* DT
 16-80mm F3.5-4.5ZA / SONY α100


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by chii-take | 2010-05-31 01:37
シンクロ率
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Carl Zeiss Planar T※50mm F1.4 / SONY α100


このところ「シンクロ率」という言葉が気になって仕方ありません。
知ってますか、シンクロ率?
知っている人もまあ大勢いるとは思いますが、
スミマセン。
とくにあのアニメ作品について語りたいという訳ではないのです。

ただただ、この「シンクロ率」という言葉が気になって仕方ないのです。

どのくらい周りの人とシンクロしているか?
それを数値化できるなら、きっとその数値も「シンクロ率」って呼ばれるんだろうなあと想像します。

なんか気になる…とか、
偶然着ていた洋服の色が同じだった…とか、
簡単に意思疎通が出来る…とか、
すごく共感できる…とか。
気持ち悪いくらい似てる…とか。

いろんなシンクロがあると思う。

心を閉じているとシンクロするのは難しい。
でも心を開き続けていることもまたむずかしい。
目の前を通り過ぎているありふれた事象の中に、実は思いがけないシンクロがあります。
つい忘れかけそうになる今日この頃。


【並】という字は元々「立」を二つ組み合わせた形だったそうです。
「立立」こんな感じ。
「立」は正面から立っている人を見た形。
二人で「並ぶ」。
一人にされたら「泣」いてしまうこともあるかも知れません。


先日、たまたま空を見上げたら、見事な飛行機雲。
僕の友人は飛行機雲を見つけたら、いつも立ち止まって、しばらくぼうっとその飛行機雲を眺めているような人だったので、それを思い出して思わずシャッターを切ってしまいました。
見せてやろうとでも思ったのでしょうか。
僕はその飛行機雲が戦闘機とかそういう類のものではないことを祈りつつ、やはりぼうっと娘と一緒に眺めていました。

それから数日。別の友人のブログにたまたまその同じ飛行機雲が…。
この懐かしい感じはなんだろう?

みんな同じ空の下?
考えていること、感じていることは、きっとそれぞれ違うのに。
たまたま偶然同じ空の下。

忘れてはいけないこの感覚。

個人的に、今月シンクロ率向上月間。
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by chii-take | 2010-05-21 01:39
ひとつのお祝い
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早いもので、ついこのあいだ生まれたばかりのようだった娘も、無事に1歳の誕生を迎えることが出来ました。
今のところアレルギーもなく、夜泣きなど一切手のかかるようなこともなく、1歳にしてすでに親孝行な娘です。
(無論、それは僕からの目線であって、ヨメはやはり充分に苦労しているのでしょうね。感謝です)

白川先生によると、
【娘】の元々の字形は【嬢】で、
『㐮(ジョウ)』は人の衣の胸元に、祝詞を入れる器や呪具を入れて、悪霊の侵入などを防いだ風習を表していて、その胸元の盛り上がった様から、ふくらむの意味となり、胸のふらんだふくよかな女性を【嬢】と表したのだそうです。

日々、ぷくぷくと膨らみ続ける娘。
膨らんでいるのは体重やほっぺたの厚みだけではなくて、
きっとそれは、可能性や、夢や、未来や、きっとそういう明るい何かを、
日々パクパクと吸い込み続けて、その身体に蓄え続けているのでしょう。



またひとつ、新しいレンズを買いました。
僕にとっては大きな意味を持つこのレンズ。

Carl Zeiss Planar T※50mm F1.4

カールツァイス社のパウル・ルドルフという数学者が1897年に発明したとされる古い設計のレンズです。
各レンズメーカーから後に発売されるこのサイズのレンズは、すべてこのプラナーを元に設計されたと言われるほど有名なレンズです。
僕が購入したのは2006年から発売されている現行のレンズなので、けして古いレンズという訳ではないのですが、それでもM42という昔ながらのネジ式マウントで、無理矢理デジカメに固定している状態、ピントも絞りもマニュアルとなれば、なかなか思うように写してはくれません。

娘が初めて見た海の風景。
いつものように海というだけでハイテンションの僕と、見慣れない景色に惚けている娘をヨメが撮ってくれたのですが、これこのとおり。

一昔前の写真愛好家を心底尊敬するのはこんなときです。

空気まで描写すると言われたプラナー。
元来、光を取り込んで記録するのが写真機なら、
この可能性の塊を取り巻く光のきらめきを取り込めない筈はないのです。
僕の知っているプラナーはこんなものではないので。

いつか、今僕が見ているこの娘のいる風景を、その光を写しきりたいと思う今日この頃です。
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Carl Zeiss Planar T※50mm F1.4 / SONY α100
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by chii-take | 2010-05-19 01:49