「詩は志の之(ゆ)く所なり。心に在るを志と為し、言に発っするを詩と為す」 【志】という漢字の原初の意味を知りたくて、白川静先生編集の辞典『常用字解』を開きました。 そこに記されていたのが、上記の一説。 古代中国の教科書『詩経』にある言葉だそうです。 僕の名前は【健志】というのですが、ちょっと前まで『健康』を『志す』という意味だと思っていました。 (いや、実際そうなんですが…) でも白川先生の語る【志】を知って、少し感じ方が変わりました。 ---------------------------------------------------------------------------------------- 【志】 音符は士。字の上部の士はもと之(し)の形である。 之は行くの意味であるから、心がある方向をめざして行くことを志といい、 「こころざす(心がある方向に向かう。心に思い立つ)こころざし」の意味になる。 志は古くは心に在る、心にしるすの意味であった。 志は誌(しるす)と通用する。 ---------------------------------------------------------------------------------------- 僕はこの記述を見て、自分の名前の意味を少し歪めて解釈してみようと思いました。 それはこんな感じ、 『心のままに之こう。いっそう健やかに…』。 そう思うことで、きっと僕自身の何かが変わるから…。 毎日が思考錯誤の繰り返しです。 何が僕と僕の家族の未来にとって最善なのか…、答えは誰にもわかりません。 でも、とりあえず今は(家族が共感してくれる限り)心のままに行こう。 今ある暮らしを根底から変えてみよう。そう思うのです。 拙く朧げな写真と共に、その過程を記録してみようと思います。 それが僕の詩(うた)になれば素敵だし、 何かエネルギーを誌すことになるかもしれない…。 それがこのブログ『在心日誌』立ち上げの動機です。 以後よろしくです。 #
by chii-take
| 2007-02-15 02:27
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この人なくしてこのブログはなかった。天性の絵描き。信じられないけれど同級生。
短調亭日乗〆老いぼれ日記 尊敬という距離感から慕うという距離感に白川先生を近づけてくださった。この出会いは僕にとって大いなる歓びでした。 文字を楽しむ 「これを愛して能く労すること勿からんや」 前の職場で知り合った“あねさん”は働くことにとってもまっすぐ。日常のボケをイラストでつっこむブログはとっても痛快。 イラスト日記 ネットの中を吹く風が出会わせてくれた人。偶然といえば偶然。必然といえば必然。この人のブログで言葉の力をあらためて信じてみようと思えた。 ひざのちからを抜いてごらんよ 昔はなんだか隣くらいにいたような気がするけど、今はずっと向こうを走っている人。なんだかよくわからないものを降ろしてくる達人。霊媒師? KAMIJOH.NET 腐女子のロンドン留学 僕はこの人の言葉に何度背中を押されたか知れない。ほがらかなエピソードの中で知らされるその類稀な行動力は、僕にいつもエネルギーを与えてくれます。 wasabi-net 「真逆」という言葉は僕とこの男のためにあるのかもしれない。卒業の別れから数年ぶりの再会。なぜだか同じ趣味を持っていた。「反発」は「共感」に変わるのか? 答えは写真だけが知っている。リスペクトの気持ちだけは、今も昔も変わらない。 D80でPHOTO-LIFE フォロー中のブログ
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