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未来をみつめて
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その昔、“描く”ことは“視る”ことだと教えられました。

未来を描こうと思うなら、未来が視えていなければならない…。
じっと目を凝らして、うーんと遠くまで。


そういえばナウシカにこんなセリフがあった。
「心で見るんだって…」
「見たいってうんと思えば……」
「テパ、風を見るのよ。ほら目をあけて鳥になったつもりで」
「こわがらないでよーく目をあけて」

“ビジョンを描く”、簡単なことではありません。実際。



以下は白川先生の辞典から。

【視】
『ネ(しめすへん)』の原形は『示』。神さまへ祈る祭壇を表す。
『見』は跪いた人の上部に目を強調して表した形。
神さまに祈ってその示すところを仰ぎ見ることを意味する。

【未】
『木』に横棒を付け加えることで枝が茂っている木の形を表す。
鋏を使って樹木を剪定することを『制』といい。
『未』は剪定される前の樹木を表しており「いまだ」の意味に用いられる。

【来】
立っている麦を横から見た形。
周の王朝を興した王が小麦と大麦を栽培して国を繁栄に導いたことから、
「きたる、くる、もたらす」の意味に使用する。


未来を視る。
それは、育てながら祈ること。いつかその枝に緑が繁る日を思い描いて。
by chii-take | 2007-02-21 01:09
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