もちろん今年もちいたけは燈花会に行ってます。 家が近いもので、行ってますというより通ってるという勢いに近いかも…。 すでに今年2回目です。 去年も散々写真を掲載したので、今年は少し趣向をこらして若草山に登ってみました。 日が沈んでいき、周囲がだんだん暗くなって、 7時を迎える頃、遠く眼下の方で 「それでは、点火お願いしまーす」 というスタッフの方々の声をかすかに聞き、 次々と灯っていく燈火を見ながら 僕はあることに気がつきました。 もちろん燈花会の灯りは美しいけど、 ここから見れば、奈良の街そのものが灯す光の方がキレイじゃないか…。 いや、それよりも、その灯りを包み込むこの空が一番キレイだ。 でも、そうじゃない。そういうことじゃない。 この空の美しさは、この街の光を包み込んでいるし、 この街の光は、燈火会の灯りをも内包している。 遠くからみると、灯りの前を通る人の影がちらついて、灯りが瞬いて見える。 遠く街の灯りも瞬いている。その瞬きにも、なんだかやっぱり人の気配を感じる この空が内包する美しさを辿っていけば、きっと、それぞれの「人」に行き着くはず。 たぶん今若草山の上でカメラを構えているこの僕でさえも、そこには含まれていて、 それはきっと、鹿も、猫も、ここの草さえも、何一つあますところなく一つなんだと。 それってやっぱり宇宙ってこと? おお!、壮大だ。 少し話が大きくなってしまいました。 でもね、 一時間も座っていたものだから、気がついたらカメラバックに毛虫がよじ上っていたんです。 それぐらいのことで驚いて飛び上がってしまい、あやうく夜の若草山を転げ落ちそうになる僕は、 まだまだ世界と一つにはなれないらしいのです。
by chii-take
| 2007-08-12 10:04
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by chii-take
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この人なくしてこのブログはなかった。天性の絵描き。信じられないけれど同級生。
短調亭日乗〆老いぼれ日記 尊敬という距離感から慕うという距離感に白川先生を近づけてくださった。この出会いは僕にとって大いなる歓びでした。 文字を楽しむ 「これを愛して能く労すること勿からんや」 前の職場で知り合った“あねさん”は働くことにとってもまっすぐ。日常のボケをイラストでつっこむブログはとっても痛快。 イラスト日記 ネットの中を吹く風が出会わせてくれた人。偶然といえば偶然。必然といえば必然。この人のブログで言葉の力をあらためて信じてみようと思えた。 ひざのちからを抜いてごらんよ 昔はなんだか隣くらいにいたような気がするけど、今はずっと向こうを走っている人。なんだかよくわからないものを降ろしてくる達人。霊媒師? KAMIJOH.NET 腐女子のロンドン留学 僕はこの人の言葉に何度背中を押されたか知れない。ほがらかなエピソードの中で知らされるその類稀な行動力は、僕にいつもエネルギーを与えてくれます。 wasabi-net 「真逆」という言葉は僕とこの男のためにあるのかもしれない。卒業の別れから数年ぶりの再会。なぜだか同じ趣味を持っていた。「反発」は「共感」に変わるのか? 答えは写真だけが知っている。リスペクトの気持ちだけは、今も昔も変わらない。 D80でPHOTO-LIFE フォロー中のブログ
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