知らないでいるということは、なんだか切ないことだけど、 知らせないということには、思いやりも含まれているかもしれない。 そう思っていました。 でも、「そんなの嘘だ」と思う今日このごろ。 話すと辛い思いや嫌な思いをさせるから、話さない… んじゃなく、 きっと、話すと自分が辛い思いをするから、話さないのです。 ときおり、何かの拍子に話してしまうことがあるけど、 そんなとき、むかしは、「ああ、話さなければよかった」と思うことが多くて、 そうやって黙りはじめたんだけど、 最近は、「話してよかった(んじゃないだろうか)」と思うことが多くなった。 逆に人の話を聞いて「聞けてよかった」と思うことも多くなった。 「話さなきゃいけない」とは思わないけど、 聞きたいと思っていることがあるなら、 まず自分が話さないと、話してはもらえない。 話してもいいと思ってもらえない。 話すことは、聞きたいと思っている事とは、ぜんぜん関係のない事柄かもしれない。 あるいは自分が聞きたいと思っている事柄さえはっきりしない状況で、何を話していいのかわからないのかもしれない。 それでもまず、自分が「話したい」と思うことから話しはじめれば、 いつしか聞きたかった話が聞こえてくる状況になると思う。 そういう意味で、僕もまだまだ話し足りていないのだと思う。 こんなにもたくさん、 たくさん、たくさん、聞きたいことがあるのだから。 だから、 たくさん、たくさん、話したいことがあるのです。 それは自分のためでも相手のためでもなく…。 思いやりより、いっそエゴと見紛うほどのやさしい気持ちなのだと、 今は思うのです。 相反する物事はいつだって紙一重。 大事なことは、心がそのどちら側にあるか。 写真は燈花会の始まる寸前の鷺池。浮見堂会場。 上のようなことを考えながら会場を歩いていて遭遇した一コマ。 なんだかちょっと、いや、その…。 みなさんにも見てもらいたいと思える風景でした。
by chii-take
| 2007-08-15 05:03
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この人なくしてこのブログはなかった。天性の絵描き。信じられないけれど同級生。
短調亭日乗〆老いぼれ日記 尊敬という距離感から慕うという距離感に白川先生を近づけてくださった。この出会いは僕にとって大いなる歓びでした。 文字を楽しむ 「これを愛して能く労すること勿からんや」 前の職場で知り合った“あねさん”は働くことにとってもまっすぐ。日常のボケをイラストでつっこむブログはとっても痛快。 イラスト日記 ネットの中を吹く風が出会わせてくれた人。偶然といえば偶然。必然といえば必然。この人のブログで言葉の力をあらためて信じてみようと思えた。 ひざのちからを抜いてごらんよ 昔はなんだか隣くらいにいたような気がするけど、今はずっと向こうを走っている人。なんだかよくわからないものを降ろしてくる達人。霊媒師? KAMIJOH.NET 腐女子のロンドン留学 僕はこの人の言葉に何度背中を押されたか知れない。ほがらかなエピソードの中で知らされるその類稀な行動力は、僕にいつもエネルギーを与えてくれます。 wasabi-net 「真逆」という言葉は僕とこの男のためにあるのかもしれない。卒業の別れから数年ぶりの再会。なぜだか同じ趣味を持っていた。「反発」は「共感」に変わるのか? 答えは写真だけが知っている。リスペクトの気持ちだけは、今も昔も変わらない。 D80でPHOTO-LIFE フォロー中のブログ
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